鬼太郎のOPのような人生を送りたい

ご存じ「ゲゲゲの鬼太郎」のOP又はEDなのだが、端的に言って神曲だと思う。アニメーションとメロディーの調和、ホラーに絶妙なゆるかわ感を加えた演出。それでいて最後はバンッ!と妖怪たちの集合写真。こんな人生を送れたらなんて幸せなのだろうと子供ながらに思っていた私の想いは、今もなお強がるばかりである、、、。




「オバケにゃ学校も~、試験も何にもないっ」

この曲はアニメーション・メロディー、全て含めての作品なのだが、ひと言で表せと問われれば私はこの一文を挙げる。もし読者がこの曲を知らないのであれば、こんなブログは読まなくていいから直ちに聞きに行っていただきたい。そしてよーくその世界観を味わってほしい。置いて行かれるようなスピードではないので、コーヒーでも飲みながら自然体で聞くことをお勧めする。

この一文を分かり易く言うなれば

オバケ → いたずら好き
学校 → 社交の場
試験 → 競争

と、用は「いたずらっ子が人目を気にせず好きに生きていく」というもので、大人にこそ必要な言葉ではないだろうか?いたずらと犯罪の線引きができるのが大人であって、逆にいうと法律さえ守れば何をやってもいいという捉え方もできるだろう。私はコッチ寄りの考え方の持ち主で、よく一般人に「そんなこと言われなくても分かるよね??」と呆れられることがある。その際にする「え?何が??」とポカーンとした顔に腹を立てた相手が

「もういいわ。クソキモいなクソが」

というWうんこバーガーを投げつけて来ることが多かった。その際、私は

ふっ。キモいのオマエなんだよ。
自分の物差し押し付けてくんじゃねーよ。自分のウンコでも食ってろよ。こういう奴は相手にするだけ無駄だな、、。くらえ。

「はい!すいませんでした!」

と満面の笑みで、Wうんこバーガーを20%増量させて返すと、さらに腹を立てた相手がシカトをぶっこいて帰っていった。

よし。あきらめたか、、、。これが一番いい。

この時相手は私にダメージを与えるためにシカトという作戦を取ってきたのだが、オバケマインドに憧れている私にとっては屁の河童である。

くくく。残念だったな。
オマエら真人間と違ってオレはあの世で生きている。オバケ相手にシカトしてどうする?シカトなんてものは諸刃の剣で、相手に効果がなければそのストレスは全部自分に返ってくる。今日オマエらは悔しさで枕を濡らすだろう。友達の「まくらがえし」に連絡しといてやるから安心して泣き続けるがいいさ。


この「オバケマインド」で大抵の対人関係は気にならなくなる。それから現実的にこの世で生活していく事についてだが、コレは生まれた時代と国が良かった。
まずはこの情報社会。これだけ有益な情報が溢れていれば金なんか最低限あれば生きていけるし、おまけにここは社会保障が整った世界一安全な国JAPANである。つまり今のご時世、世間体を気にせず社会のルールさえ守りながら生きていけば絶対に死ぬことなど有り得ないというもので、あとは個人がどういう世界観を持って生きていくかだけの話である。
が、何も私は世捨て人になるつもりなどはない。適度な競争も論争も嫌いではなく、一つの逃げ道というかメンタルケアのためにこの世界観を大事にしているのであって、一般的な幸せを望むただの中年男であることを理解していただきたい。

 

 



「そのー、ZEN吉さんが思う「幸せ」って、どんなのですかー?」

という質問を知り合いの知り合いの知り合いの女性からされることがあり、この回答には私も困った。

何この人?何で急にそんなこと聞いてくるの?
メッチャ他人なんだけど、、。というかさっきから凄い見下した目で見てくるよねアナタ。おれはキジムナーじゃねーぞ。

「えっと、、。急に聞かれても、、。どうしてですか?」

「アタシの友達の友達の友達に少し変わっている人がいてー、ZEN吉さんとなら合うんじゃないかなぁって。ははっ」

うん。失礼。
オレとアナタも他人だし、アナタとその人も他人だよね。三角関係にすらなってねーよ。あと面と向かって変人認定してくんなよ。それ言うアナタも十分変人だからね。

「うーん。幸せですかぁ、、。例えるなら鬼太郎一家のような緩い家庭というか、かといって悪でもない、、そんな感じですか、、はは」

な、これでいいだろ?
ちょっと変わった回答が欲しかったんだろ?オレは正直に答えたぞ。後は好きにしてくれ。

「あー、ZEN吉さんソッチ系でしたかー。その子ソッチ系じゃないんですよねー。ちなみにアタシも違いますー」

ホント何コイツ??
オレ女子にはビビッて怒れないんだけど久々にイライラするわ。まずソッチ系って何だよ??オレの大事にしている世界ひと言で片付けてるんじゃねーよ。ちゃんと鬼太郎系って言えよ。ちなみにオマエはネズミ男系な。卑屈なオーラが出まくってんだよ。

「えぇと、、。それは残念でしたね。ちなみにその方はどういうタイプの人だったんですか?」

気になるから聞いてやるよ。もし猫娘系だったらオレの好きなタイプだ。全力でアタックしてやる。

「えーとその子はー。何ていうか泣きやすいっていうか、、。そうそう!!鬼太郎に出てくる小泣きジジイみたいな!!それでいて見た目は、、。そうだ!砂かけババアだ!!うわぁ~全部鬼太郎ファミリーで揃っちゃった!!めっちゃウケる~!!」

はぁ??
それもう人間じゃねーだろ。不人気ツートップ融合させてんじゃねーよ。田舎のパチ屋にたまにいる奴だろそれ。何がウケるだよ。ネズミ男でもまだマシな話もってくるだろ。なめんじゃねーぞ。

「あーでもでもー。その子にZEN吉さんの話したら~、何か微妙な反応してました(笑)。やっぱりこの話なかったことにしましょ!!あ~おなか痛い!!」

 

ふう、、。この世での恋愛はあきらめよう、、。